突発性難聴・耳鳴り・めまい・メニエール治療

難聴・耳鳴り・めまい治療について

当サロンでは鍼灸治療とスーパーライザーを組み合わせた治療を行っております。



【突発性難聴とは】

突発性難聴は、突然、片方の耳(ごくまれに両耳)の聞こえが悪くなる病気です。突然発症した感音難聴(音をうまく感じ取れない難聴)のうち、原因がはっきりしないものを突発性難聴と呼んでいます。さらに、約4割の患者さんにめまいもあります。
突発性難聴は感音難聴では珍しく治療により回復が望める病気です。

なるべく早期に治療をスタートするほどよく回復することがわかっています。

・発症してから1ヶ月以内に治療を定期的にうけますと約70%が治癒・著明回復にいたります。
・発症してから3ヶ月以上たつと治癒・著明回復率は約30%に落ち込んでしまいます。

✿突発性難聴の治療✿

スーパーライザーと鍼灸治療を組み合わせた治療を行います。
鍼灸治療で頚肩部にある椎骨動脈系に鍼治療を行い、内耳に向けてスーパーライザーを照射していきます。スーパーライザーを集中して照射することで内耳の循環がよくなり循環障害を改善させます。




【耳鳴りとは】

空気の振動を伝える伝音系と、振動を音として感知する内耳から聴神経、脳までの感音系、
この2つのどちらかに異常があり発生してしまうのが耳鳴りです。
なかでも多いのが内耳の異常が原因となるケースです。



上の画像にある内耳の蝸牛というカタツムリのような形をした器官が耳鳴りの原因になっていることが多いです。蝸牛を断面的にみると蝸牛の中には有毛細胞という器官があります。
下の画像が有毛細胞の画像です。




音を感知するのは内耳の中にあるコルチ器です。
蝸牛の中にあるコルチ器の中には感覚受容器細胞である有毛細胞があり感覚毛が揺れを電気信号にしています。有毛細胞に障害が発生すると誤った信号が脳に送られ耳鳴りが引き起こされると考えられています。

有毛細胞をピアノの鍵盤と思っていただくとわかりやすいと思います。
鍵盤を押すことで電子信号が送られ脳で音が鳴ります。ですが、鍵盤が壊れてもとに戻らなくなった結果、脳で音がなり続けてしまい耳鳴りという病態になってしまうのです。

耳鳴りとともに難聴があると訴える患者さんが多いですが、耳鳴りが原因で難聴になっているのではなく難聴と同じ原因から耳鳴りも引き起こされることが多いためです。
難聴を改善することで耳鳴りも改善する場合もあります。


内耳が原因で起こる耳鳴りのほかに、聞こえの神経が傷んだりストレスや鬱などで脳が疲労してしまった場合でも音を聞く仕組みのバランスが崩れ耳鳴りが引き起こされることがあります。

✿耳鳴りの治療✿

頭痛、首、肩こり、顎関節症、開口障害があるかを確認します。
咀嚼筋(三叉神経)と僧帽筋(副神経)の関連痛領域の触診を行います。
聴神経と三叉神経が交差して連動しているため鍼治療で三叉神経に関わる筋肉の緊張をゆるめれば症状が改善する可能性があります。咀嚼筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋に圧痛がある場合は鍼灸治療の適応です。
指で首の付け根の筋肉または咀嚼筋を押さえると耳鳴りの音が変わる位置が存在するところを確認していきそれぞれにあったセルフケアの方法もお伝えしていきます。
それぞれの筋肉の関連痛領域に鍼治療を行っていきます。


【めまい・メニエール治療】

鍼灸治療は内耳の前庭機能に要因があるめまいに有効性があります。

【良性発作性頭位めまい症】
めまいの原因の中で最も多く、一定の頭の位置(頭位)をとることや寝返りや起床など頭の位置の変換をすることによって引き起こされる回転性めまいと眼振がみられる疾患です。

【メニエール病】
反復するめまい発作に難聴、耳鳴りが伴う疾患です。
めまい発作は数時間〜1日程度続きます。発作を繰り返すことで難聴、耳鳴りは進行し不可逆となります。経過中に両側に発症する頻度は約3割です。

【前庭神経炎】
急性に発生する末梢性めまい疾患で、病変は前庭神経にあります。
めまい発作は1日から数日間つづきます。聴覚障害やそのほかの神経症状は伴いません。
再発はほとんどなく、両側発症もきわめて稀です。
めまい発作からの回復は前庭代償を促進させるリハビリも重要になってきます。

✿めまい・メニエール病の治療方法✿

内耳の血流を促進させ前庭機能異常の改善を図る。
頸部の傍交感神経節に鍼刺激をすることで椎骨動脈の血流改善を促し頸部の筋肉の筋紡錘(筋の長さと張力を感知する機械受容器であり,筋運動の調節や姿勢反射に重要な役割を果たしている。)の数と密度の高い筋肉に鍼でアプローチをして姿勢調節機能を代償する。


姿勢制御機能を向上させてバランスの安定化を図る(足の裏にあるメカノレセプターを刺激する)メカノレセプターは立位姿勢制御に深く関与している。
※メカノレセプターとは筋肉・健・関節靭帯に存在し、特に足裏に多く分布し、圧の強さを感知してバランスを崩さないよう体の姿勢や傾きを制御している。
足底全体を温めるよりスポットの方が有効という基礎研究の紹介があるため関連する筋肉にお灸をしていく。自宅でもケアを行いたい方には台座灸の指導も行います。



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